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金融経済用語辞典の「く行」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。

くりっく365

くりっく365とは、東京金融取引所という取引所を通じて行う外国為替証拠金取引のこと。通常の外国為替証拠金取引が取引業者との相対取引となるのに対して、くりっく365では相対での取引が可能となる。



くりっく株365

くりっく株365とは、2010年11月22日から取引される株式の証拠金取引。日経225(いわゆる日経平均)に加えて、DAX株価指数(ドイツ)、FTSE100指数(イギリス)などの指数取引ができる。商品性としては日経225miniなどに近い。



クオンツ

クオンツ(Quants)とは、数学的なテクニックを使って市場を分析したり、投信戦略、新たな金融商品の開発などをおこなう専門家のこと。Quantitative(数量的)という言葉からの派生語。高度な数学的な手法を使うことにより様々な課題を紐解いたり、デリバティブ(金融派生商品)の開発をしたりする。



クオートドリブン

クオートドリブン(Quote Driven)とは、登録されたマーケットメイカー(主に証券会社など)が買値と売値を提示した上で、投資家がそれらのマーケットメイカーが出す気配値のうち、もっとも投資家にとって都合の良い価格を提示しているマーケットメイカーと売買をするという市場。



クズネッツの波

クズネッツの波とは、景気循環の一種で、約20年にわたる周期での景気の循環を指す。米国の経済学者クズネッツがその存在を主張したことから「クズネッツの波」と呼ばれる。建築物の需要に起因する景気サイクルであると言われている。



クラウドファンディング

クラウドファンディング(crowd funding)とは、インターネットなどを通じて不特定多数の人が特定の人・組織に対して財政的な協力(資金の拠出)を行うことを指す。不特定多数から少額の資金を集めることにより必要な資金を集める手段となっている。寄付的な行為のほか、特定の商品の購入、投資などの形態がある。



クリアリング機構

クリアリング機構とは、市場取引における全取引を清算する機関のことを指す。また、取引管理以外にも契約の履行も保証する。



クリスマス商戦

クリスマス商戦とは、一般に10月から12月の時期で、アメリカにおいて最も個人消費が活発となる時期のことをさす。米国では、11月の感謝祭翌日からクリスマス当日が一般的にセール期間とされ、当該期間の売上が個人消費の活発さをしめす経済指標の一つとして注目されている。



クレジットウォッチ

クレジットウォッチ(Credit Watch)とは、格付け会社が特定企業の信用格付けについて調査を行っていることを指す。一般的には、近い段階で信用格付けの引き上げもしくは引き下げを行う。



クレジットカード

クレジットカード(Credit Card)とは、商品やサービスを購入する際の支払い方法の一つ。クレジットカード会社が会員(利用者)に対して与信を提供しているカードで後払い型のカードである。クレジットカードは、利用が可能な加盟店において利用者がクレジットカードを提示することで、カード会社が一旦その支払いを建て替え、後日カード会社が利用者に対して請求を行う。



クレジットスプレッド

クレジットスプレッド(Credit Spread)とは、企業の信用力の差による利回りの差のことを指す。債券投資などにおいて、信用力(信用格付)の異なる発行体の債券の利率に差ができるがこの差がクレジットスプレッドとなる。利回りからデフォルト率を引く事で計算できる。



クレジットデフォルトスワップ

クレジットデフォルトスワップ(Credit Default Swap)とは、頭文字からCDSとも呼ばれるクレジットデリバティブの一種。貸付債券の信用リスクを保証してもらうオプション取引である。従来の銀行保証をデリバティブに作り変えたもの。



クレジットリンク債

クレジットリンク債(くれじっとりんくさい)とは、ある信用リスクを別の債券の信用に対して結びつける債券の一種。クレジット・デフォルト・スワップを債券に取り込んだもので、クレジット・リンク・ノート(CLN)と呼ばれることもある。



クロスデフォルト条項

クロスデフォルト条項(Cross Default)とは、融資がデフォルト状態にあることを貸し手が宣言した時点において、自動的に発行する条項であり、同じ借り手にタイs知恵提供している他の融資や借り入れもデフォルトに陥ったことになる条項のことを指す。



クロスレート

クロスレートとは、インターバンク市場において通常米ドルベースで計算される為替レートをドルを介さない為替レートに換算するための方法。多通貨間の為替レートのことを指し、たとえば米ドルを介さない、日本円とオーストラリアドルの為替レートを「円・米ドル」のレートと「オーストラリアドル・米ドル」の二つの為替レートから計算する手法をさす。



クロス取引

クロス取引(Cross Trade)とは、同じ銘柄に対して同じ数量、同じ価格での買い注文と売り注文をぶつける注文のこと。投資家が自分自身で買いと売りの注文を出す場合もあるが、大口取引(バスケット取引など)の場合証券会社が相手方となるケースもある。



クローズドファンド

クローズドファンドとは、投資信託の分類の一つ。クローズドファンドでは、募集期間があらかじめ定められており、その期間を過ぎてしまうと追加の買付が一切できないタイプの投資信託である。



クローズド期間(投資信託)

クローズド期間とは、投資信託において解約請求ができない期間をさす。投資信託は頻繁な解約があると運用資産が不安定となることから、解約による運用資金減少を防ぐ観点で設定されている。クローズド期間については投資信託(ファンド)ごとに異なり、短期間のものもあれば投資信託の信託期間を通じてクローズドとなっているものもある。



クーポンストリッピング

クーポンストリッピング(Coupon Stripping)とは、債券からクーポン部分を切り離して元本部分とクーポン部分を別個に取引できるようにすることをさす。ゼロクーポン債の標準的な作り出し方となる。



クーポン(債券用語)

クーポン(Coupon)とは、債券に支払われる金利を、額面価格に対するパーセント(百分率)で示したもの。確定クーポン付き債券の場合、年に1回~2回の利払いが行われる。



グリーンシューオプション

グリーンシューオプション(Green Shoe Option)とは、株式の増資や売出しなどの際に行われたオーバーアロットメント分について、幹事証券会社が大株主等から借り入れた株券を募集価格で株券を当該大株主から調達できる権利(オプション)のこと。



グリーンメーラー

グリーンメーラー(Green Mailer)とは、ある企業の株式を多く保有してその発行会社等に対して、その株式を高値での取引を要求する者をいう。ドル紙幣の色が緑であることと、脅迫状という意味合いを合わせた造語。



口先介入

口先介入(くちさきかいにゅう)とは、一般に為替レート(為替相場)に対して政府高官や通貨当局などが現在の為替レートについて言及を行うこと。マーケットに対して為替介入の姿勢を見せることで実際には介入せずとも為替水準を意図した方向に誘導すること。



空室リスク

空室リスク(くうしつりすく)とは、アパートやマンションなどの賃貸物件に対して投資をした場合、その物件に対して入居者(店子)が入らないリスクのこと。アパート経営やマンション投資の場合、通常収入の多くは賃料によるインカムゲインとなっているため、空室となると収入自体が入らなくなる。



繰り延べクーポン債

繰り延べクーポン債(くりのべくーぽんさい)とは、ディファード債とも呼ばれる債券の一種。当初数年間クーポンの支払が実施されず満期日に一括してその分の支払が行われる。キャッシュフロー発生を先延ばしすることで、税金の繰り延べが可能となる。



繰上償還条項

繰上償還条項(くりあげしょうかんじょうこう)とは、債券の信託証書に対して定めることができる条項であり、発行者が満期日より前に発行残高の一部または全額を買い戻すことができる権利を指す。



繰上返済

繰上返済(くりあげへんさい)とは、一般に住宅ローンにおいてローンを早期に返済するために、通常の返済額に上乗せをして返済をすることを指す。繰上返済をすることで、ローンの返済総額を抑制することができる。



黒字倒産

黒字倒産(くろじとうさん)とは、会計上の利益は黒字であるにもかかわらず、不渡り等、支払いができずに倒産することをさす。仕入先や銀行などに対して現金不足による資金ショートが発生することによって黒字倒産は引き起こされる。