金融経済用語辞典の「ね行」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。
ネイキッドポジション
ネイキッドポジション(Naked Position)とは、ヘッジをおこなっていない状態のロングポジションまたはショートポジションのことを指す。
ネガティブキャリー
ネガティブキャリー(Negative Carry)とは、ポジションにおける調達コストが運用収益を上回っている状態を指す。対義語はポジティブキャリー。
ネガティブサプライズ
ネガティブサプライズ(Negative Surprise)とは、予想外に悪い経済指標や決算などが発表されたことによる動揺のことを指すマーケット用語。株価や為替レートなどが織り込んでいない悪材料が発表されることを指す。対義語はポジティブサプライズ。
ネッティング
ネッティング(Netting)とは差金決済(差額決済)のこと。保有する債務と債権を差額にて決済することができる仕組みのこと。
ネット専業銀行
ネット専業銀行とは、銀行サービスのほぼすべてをオンライン(インターネット)上で完結させる銀行のこと。明確な定義はないが、基本的に預金者向けの店舗は持たず、インターネット上やコンビニATMなどを通じて入出金サービスや振込みサービス等を提供する。
ネームバック機能
ネームバック機能(Name Back)とは、銀行ATMにおける振込操作時やオンライバンキングにおける振込の際に、銀行名、支店名、口座番号を入力することで、振込先の受取人名が表示される機能のこと。ATMスイッチングサービスによって実現している。
値がさ株
値がさ株(ねがさかぶ)とは、低位株とは反対に取引されている表面株価が高い株を指す。値がかさむ株という意味。一般には株価1,000円以上の株式のことを指す場合が多い。成長企業と呼ばれる若い企業やハイテク、IT企業の株などに多く見られる。
値幅制限
値幅制限(ねはばせいげん)とは、一日における取引で容認されている上下の値動きの幅のこと。証券取引所などが設定するものでこれを超えると売買停止となる。通常は前日の最終決済価格(終値)をベースに決められる。
値洗い
値洗い(ねあらい:Mark to Market)とは当日の終値を基にしてポジションやポートフォリオを評価替えして潜在的な利益や潜在的な損失を価値に反映させることを指す。時価評価ともいう。
年初来安値
年初来安値(ねんしょらいやすね)とは、今年1年における新安値のことを指す。その年が始まってから現在のまでのうちでもっとも安い株価のこと。なお、証券取引所は毎日新安値銘柄を発表するが、例年1月~3月までは昨年の安値と比較する昨年来安値を利用し、4月~12月は今年の安値と比較する年初来安値が利用される。
年末調整
年末調整(ねんまつちょうせい)とは、給料から税金等が源泉徴収されているサラリーマンにおいて毎年1月から12月までの税金について調整するしくみのこと。会社が源泉徴収された税金当の清算を行い、化不足があればそれを調整する。年末調整がある会社に勤務している場合、それで納税が完了するため確定申告を行う必要はない。
年末調整
年末調整(ねんまつちょうせい)とは、給与所得者の所得税について年末に事業者(源泉徴収義務者)が源泉徴収した所得税について再計算等を行って過不足を調整することを指す。一部の条件外の人を除き、この年末調整によってその年の所得税額を確定させられるため、給与所得者は確定申告を行う必要はない。
年金現価係数
年金現価係数(ねんきんげんかけいすう)とは、元本を一定の利率で複利運用しながら、一定の金額を毎年取り崩すとした場合、現在いくらの元本が必要になるのかという係数のこと。一定の利率で複利運用する場合で、希望する年金額を受け取るために必要となる年金原資の金額を求める際に利用する。 複利年金現価率とも呼ばれる。
年金終価係数
年金終価係数(ねんきんしゅうかけいすう)とは、一定期間一定りいつで毎年一定の金額を複利運用で積立運用した場合、将来いくらの金額になるのかを示す係数のこと。ファイナンシャルプランニングで多用される計算手法で、年金や貯蓄性のある保険の運用成果などを計測するために利用する。
年間取引報告書
年間取引報告書(ねんかんとりひきほうこくしょ)とは、証券会社において特定口座を開設している投資家に対して証券会社が交付する取引書類のこと。1年間における株式等における売買の損益や配当金の受取額などが記載されており、株式投資や投資信託取引における確定申告に利用する。