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金融経済用語辞典の「あ行」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。

アウトオブザマネー

アウトオブザマネー(Out of the Money)とはオプション取引用語。インザマネーの対義語。オプション取引の権利所有者が権利を行使した場合、損失が出る状態にある事を指す。



アウトパフォーム

アウトパフォームとは、株式相場用語の一つ。一定期間においてその株式(個別銘柄)の株価上昇率が、日経平均(日経225)やTOPIXなどのベンチマークと比較して、その水準を上回る超過収益率をあげるという意味になる。アウトパフォーマンスともいわれる。



アウトライト取引

アウトライト取引とは、マーケット・相場の動きを予想してそれによる売買を行う取引手...



アクチュアリー

アクチュアリー(あくちゅありー)とは、リスク計算に用いる統計学や数学的手法の専門家のことを指す。主に保険に関するリスクやプレミアムなどを専門に扱う。



アクティブリスク

アクティブリスクとはトラッキングエラーとも呼ばれるリスク評価の尺度。ポートフォリオ(ファンド)のリターンとベンチマークのリターンの乖離のことをさす。超過収益の標準偏差で計算される。この乖離が大きいほど、そのポートフォリオ(ファンド)はより大きなリスクをとっていることを意味している。



アクティブ運用

アクティブ運用(あくてぃぶうんよう:Active management)とは、ベンチマーク(日経平均株価やTOPIX)などよりも高い運用成績(パフォーマンス)を出すことを目的とした運用手法の事を指す。



アクリーション

アクリーション(Accretion)とは、原資産の償還期日までに元本の増額分が生じることを指す。アモチゼーション(Amortization)の対義語。



アジア通貨危機

アジア通貨危機(あじあつうかきき)とは、1997年よりタイを中心に起こったアジア通貨の急激な下落のこと。これにより東アジア、東南アジアの経済に対して非常に大きな影響を引き起こした。通常は、この状況によるアジア圏の経済危機のことを指す。



アセットアロケーション

アセットアロケーションとは資産配分を意味する。投資信託などでよく用いられる用語で、株式や債券、為替、不動産、キャッシュ(現金)などリスクやリターンの性質の異なる金融商品に資産を配分すること。またはその配分方針、戦略のこと。



アセットオアナッシング

アセットオアナッシング(Asset or Nothing)とは、バイナリーオプション(デジタルオプション)において、満期時にインザマネーとなった場合に原資産と同じ価値を持ち、アットザネーやアウトオブザマネーの場合には価値がゼロとなるオプションのことをさす。



アセットバック証券

アセットバック証券(あせっとばっくしょうけん)とは、資産担保証券とも呼ばれる証券のこと。ABSとも略される。自動車ローンや住宅ローン、クレジットカード債権などの資産を集めたものを債券発行時の担保として利用する証券化を経て作られる証券のこと。



アットザマネー

アットザマネーとは、オプション取引において権利行使をした場合の利益がゼロとなる状態のこと。たとえば、ある株式Aを100円の権利行使価格で買えるコールオプションを買っていた場合、この株式Aの現在価格が100円の場合をアットザマネーと呼ぶ。



アップティックルール

アップティックルールとは、空売り規制の一つで現在の価格より高い値段以外で空売りをしてはならないというルール。2002年より相場の売り崩しを防ぐために段階的に強化された。2013年11月にはアップティックルールが緩和され、原則としてダウンティックでの空売りも可能となった。



アナリスト

アナリスト(あなりすと)とは、投資家の売買を推奨するための企業情報や景気の動向などミクロ経済、マクロ経済の両方から分析する専門家の総称。



アノマリー

アノマリーとは、投資用語として用いられる場合、常識や原理原則からは説明できないもののよくあたるとされる経験則のこと。たとえば、「節分天井、彼岸底」といった相場を示すような言葉については、実際によく起こるものの、その理由ははっきりとはしていない。



アパートローン

アパートローン(Apartment loan)とは、住宅以外の賃貸用のアパートやマンションなどの不動産に対するローンのこと。不動産融資とも言われる。基本的には契約者本人が居住しない賃貸等の事業を目的としたローンとなっている。



アパート経営

アパート経営(あぱーとけいえい)とは、賃貸用のアパートに投資をすることを指す。多くの場合は、アパート+土地をセットにした「アパート一棟」に対する投資を指す場合がほとんどである。投資の目的は入居者からの賃料収入とされることが多い。



アベノミクス

アベノミクス(Abenomics)とは、安部総理のアベと、エコノミックスを組み合わせた造語。第2次安倍内閣における経済政策、経済対策について通称を指す。「大胆な金融政策」「機動的な財政対策」「民間投資を喚起する成長戦略」の3つを方針としており、安部総理はそれを「3本の矢」と位置付けている。



アメリカンオプション

アメリカンオプション(American Option)とは、オプション取引においてオプションの買い手が売り手に対して期間中であればいつでも権利行使が可能なタイプのオプション取引を指す。対義語はヨーロピアンオプション。



アメリカン・オプション

アメリカン・オプションとは、オプション権利行使期間の満了日を含む契約期間内であればいつでもオプション県権を行使できるタイプのオプションの総称。



アメリカン証券取引所

アメリカン証券取引所とは、AMEX(American Stock Exchange)と呼ばれ、米国にある証券取引所の一つ。



アモチゼーション

アモチゼーション(Amortization)とは、部分償還、固定資産の減価償却を指す。元本や債務などを定期的に償還することなどを指す。対義語はアクリーション(Accretion)。債券投資用語として用いられることが多い。



アラウンド・パー

アラウンド・パー(Around Par)とは、外国為替のフォワード取引において使用される言葉で、定時レートの売値と買値がパーを挟んでいることを指す。



アルファ値

アルファ値とは、株式投資の収益(リターン)について使われ、有価証券等のリスク調整済みのパフォーマンスを計測したもの。リスクリターンモデルによる証券の予想収益率を上回った分を指す。



アレクサンダーフィルター

アレクサンダーフィルターとは、相場におけるテクニカル分析手法の一つ。一定期間における騰落率から相場の上昇または下落の比率を計測する手法。テクニカル分析の一種。



アンダーパフォーム

アンダーパフォームとは、株式相場用語の一つ。一定の期間で個別銘柄や投資信託などの上昇率が、ベンチマークとなる日経平均やTOPIXなどと比較して、ベンチマーク以下の水準となることを指す。アンダーパフォーマンスとも言われる。



アンダーパー(債券用語)

アンダーパーとは、取引されている債券価格が額面(通常100円)を下回っている状態のこと。債券は満期時には額面で償還されるのでアンダーパーで購入した場合には満期時のその差額分が利益になる。対義語はオーバーパー。



アンダーライティング

アンダーライティング(Underwriting)とは引受するという意味になる。証券用語といて使われるときは、証券会社が顧客企業の公募増資、売り出しの株式や社債などを引き受けるすることを指す。また、保険用語として使われる場合には、契約の申込があった場合に保険会社がその契約を受け入れることを指す。



アービトラージ

アービトラージ(Arbitrage)とは、裁定取引のこと



利率変動型積立終身保険

利率変動型積立終身保険とはアカウント型保険とも呼ばれる生命保険の一種。平成12年から日本で販売開始された比較的新しいタイプの保険。保障内容や契約内容などの見直しがかなり容易にできることから自由設計の強い保険となる。



安全資産

安全資産(あんぜんしさん)とは、預貯金や国債のようにあらかじめ将来の収益が確定されている資産のことをさす。無リスク資産とも呼ばれる。対義語は危険資産(リスク資産)。厳密には一般的に多くの金融資産は安全資産ではなく、リスク資産である。



安定操作

安定操作(あんていそうさ)とは、人為的に株価を固定・安定させるために株式市場において売買行為を行うことを指す。このように相場を操作することは「相場操縦」として通常認められていないが、有価証券の募集・売り出しを円滑に行うため、一定の要件の下で認められている。



安定株主

安定株主(あんていかぶぬし:Stable stockholder)とは、株式の長期保有を目的とする株主の事を指す。明確な基準はない。一般的には当該企業の経営者、従業員持株会、株式持ち合いをしている企業などが代表的。対義語は浮動株主。



安定配当

安定配当(あんていはいとう:Consecutive Dividend)とは、株式会社が株主に対して支払う配当金の金額を毎期一定に保つことや、そういった配当政策を採る会社のことを指す。日本の場合は配当額が安定しているケースを指し、アメリカでは、配当性向(1株利益に対する配当の割合)が一定の場合を指すように、日米で若干の違いがある。



新たな形態の銀行

新たな形態の銀行(あらたなけいたいのぎんこう)とは、金融庁の銀行分類用語で、従来の都市銀行、地方銀行、信託銀行といった銀行にはない業務を行う銀行のことを指す。初めてこの銀行に登録されたのは、2000年に営業を開始した「ジャパンネット銀行」である。



相対取引

相対取引(あいたいとりひき)とは、市場を介さずに売買の当事者同士で売買を行う方法のこと。取引価格は双方の合意により決定される。取引を行う者同士が1対1の関係により通貨、数量、価格、期日を決めて売買を行う取引のことである。



空き家率

空き家率(あきやりつ)とは、総住宅数に占めている空き家(誰も住んでいない家)の割合のことを指す。総住宅戸数の供給に対して空家の件数は増加傾向にあり、平成25年の総務省調査では、総住宅戸数6063万戸に対して空き家数は820万個の13.5%となっている。



赤字国債

赤字国債(あかじこくさい)とは、国の財政赤字を補てんするために発行されている国債のこと。財政法によると国の歳出は公債・借入金以外の歳入を以て、その財源としなければならないと定められており、建設国債以外の赤字国債の発行は原則的に禁止されている。



青色申告

青色申告(あおいろしんこく)とは、複式簿記によって帳簿を記載し、その記帳から所得税、法人税を計算して申告すること。もともと申告用紙が青色であったことからこう呼ばれる。不動産所得・事業所得、山林所得を持つ個人・法人が所定期限までに所管する税務署長の承認を得てすることができる。