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金融経済用語辞典の「ひ行」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。

ヒストリカルボラティリティ

ヒストリカルボラティリティ(Historical Volatility)とは、過去の価格や利回りの推移に基づいてボラティリティ(価格の変動率)を計算した数値のこと。通常ボラティリティという場合はこのヒストリカルボラティリティのことを指す場合が多い。HVとも。



ビットコイン

ビットコイン(Bitcoin)とは、2009年に誕生したP2P型の電子マネー、仮想マネー。暗号化され分散化された仮想マネーで銀行などを介さずに個人間で流通させることができる。ビットコインの入手は取引所を通じて個人間でやり取りをする形となる。オンライン上で取引可能なサイトもあるが、東京などには専門店も存在する。



一株あたり純資産

一株あたり純資産(BVPS:Book Value Per Share)とは、企業の株価水準や財務状況を確認するに当たり重要な財務指標の一つ。株主資本から無形固定資産を引いて算出される。上場企業の株価はこの一株あたり純資産に左右されることも多い。



引受価格

引受価格(ひきうけかかく)とは、株式の増資や社債の発行などがある場合、それを募集する証券会社(主幹事証券会社など)に引受してもらう価格のこと。この引受価格と募集価格(投資家に販売する価格)との差が販売する証券会社の手数料収入となる。



引受基準緩和型医療保険

引受基準緩和型医療保険(ひきうけきじゅんかんわがたいりょうほけん)とは、名前の通り医療保険の引受を行う際の基準が通常の医療保険よりも緩和されている保険のこと。告知は特定の数項目ですみ、通常の医療保険には加入できないケースでも加入できる場合がある。



悲惨指数

悲惨指数(ひさんしすう)とは、アメリカの経済学者アーサー・オークンが示す経済指標の一つ。ミザリーインデックス、ミザリー指数とも。計算はCPI(消費者物価指数)に完全失業率を加えたものとされる。物価は上昇しているにも関わらず失業者が多いという状況は国民生活に大打撃を与えるとされる。



日々公表

日々公表(ひびこうひょう)とは、証券取引所がおこなう制度で信用取引での取引残高(買い残と売り残)を毎日公表するということ。これに指定された銘柄を「日々公表銘柄(日々公開銘柄)」と呼ぶ。なお、日々公表に指定されていない銘柄については、週に1回公表される。



日柄調整

日柄調整(ひがらちょうせい)とは、相場における時間的な調整のことを指す。株価が急上昇することなどによって騰落レシオやサイコロジカルラインといった過熱感を示す指標が高まると買いが続きにくくなる。そうした時も売り買いが拮抗した状態で日数が経過することを指す。



日計り商い

日計り商い(ひばかりあきない)とは、同じ投資家が、ある銘柄を購入し、その日のうちにその銘柄を売却し、その日のうちに買い戻す売買のことを指す。同一資金で無い場合は取引可能だが、同一資金での日計り商いは差金決済となり現物株取引では禁止されている。



標準偏差

標準偏差(ひょうじゅんへんさ)とは、統計学における手法で複数の値の中において個別の値が中間値(または平均値)と比較してどの程度の違いがあるかを計測するもので、リスク要因を分析する手段として利用される。



標準利率(生命保険)

標準利率(ひょうじゅんりりつ)とは、保険会社が将来の保険金支払いのために積み立てている「責任準備金」の計算利率として義務付けている金利のこと。10年もの国債の過去3年などを元に決定される。2013年1月現在では1.5%、しかしながら、2013年4月は1.0%に引き下げが予定されており、これによる保険料上昇が懸念されている。



標準物

標準物(ひょうじゅんもの)とは、国債の先物取引において取引対象として標準化された架空の国債のことを指す。国債は発行されるたびに表面金利が異なるが、これを都度取引対象にすると価格の継続性がなくなることから定められている。



比例配分

比例配分(ひれいはいぶん)とは、株価が特別気配の状態でストップ高(またはストップ安)のまま引けた場合、買い注文と売り注文のバランスが崩れたままの状態ではあるものの値をつける方法のこと。ストップ高(ストップ安)の価格において取引所の会員証券会社に対して比例的に配分する方式のこと。



表面利率

表面利率(ひょうめんりりつ)とは、債券における表面上の金利のこと。債券の額面に対して支払われるクーポンの割合のことを指す。たとえば、額面100円の債券の1年あたりのクーポン(利息)が3円という場合の表面利率は3%となる。