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金融経済用語辞典の「ま行」に関するカテゴリー記事(用語)の一覧です。

マイクロファイナンス

マイクロファイナンス(Micro Finance)とは、マイクロ(小口)な金融取引のこと。一般には貧困者向けのマイクロクレジット(融資)、マイクロインシュランス(保険)などがある。ノーベル平和賞受賞のムハマドユヌス氏が設立したグラミン銀行などがこのマイクロファイナンスで有名。



マイナス金利

マイナス金利(まいなすきんり)とは、その名前の通りマイナスの金利。資金の借り手が貸し手から利息を受け取ることになる。通常起こりえるものではないが、極端な低金利時に金融機関同士での決済等でまれに起こる場合がある。



マイナンバー

マイナンバーとは、日本における国民総背番号制の名称。政府が国民一人ひとりに対して個別の番号を付与して個人情報を管理するための制度。それぞれの個人情報をマイナンバーと紐付けすることにより、社会保障、納税、免許などの効率的な運用が可能になるという長所がある。



マクロ経済スライド

マクロ経済スライド(まくろけいざいすらいど)とは、年金の給付金額を加入者の状況や平均寿命、社会状況の変化などを考慮して変動させる制度のことを指す。少子高齢化や平均寿命の伸びなど、年季制度が前提とする経済情勢が変化したことなどに伴い生じる年金の財源問題に対応するための制度となっている。



マザーファンド

マザーファンド(Mother Fund)とは、ファミリーファンド方式により運用される投資信託の中でも資金が集中されて実際に運用を担当するファンドのこと。いくつかのベビーファンドと呼ばれる子ファンドから資金を集めて合同で運用される。



マネタリーベース

マネタリーベースとは、通貨当局(中央銀行)が供給している通貨のこと。日本の場合は日本銀行が発行している通貨をさす。具体的な数字は市中に流通している流通現金(「日本銀行券発行高」+「貨幣流通高」+「日銀当座預金」)



マネーゲーム

マネーゲーム(Money Game)とは、株式投資をはじめとした投資において行われている投機的な取引のこと。例えば破産寸前の会社の株を売買しての1円抜きなどが代表的で、中でもこうした投機的な投資が過熱している状態を指す。



マネーサプライ

マネーサプライとは通貨供給量とも呼ばれる重要な経済指標の一つ。金融機関と政府を除いた経済主体が保有する通貨の合計として定義される。



マネーストック

マネーストック(Money Stock)とは、金融機関から市場に流通している通貨の総量の事を指す。日本銀行が作成・公表しているもの。2008年5月までは「マネーサプライ」といわれていたが、それ以後はマネーストックへと名称を変更している。郵政民営化をうけて、現金・普通預金を示す「M1」にゆうちょ銀行の貯金を加え、証券会社や短資会社、非居住者を集計から除外している。



マネーロンダリング

マネーロンダリング(Money Laundering)とは資金洗浄とも呼ばれ犯罪等の位方向により得られた資金の出所を隠して、一般的な市場で使用しても身元が分からないようにする行為。マネーローンダリングと呼ばれることもある。



マンション投資

マンション投資とは、マンションの区分所有権(1室)を購入してその部屋に第三者を居住させることにより賃料収入を得る不動産投資の一種。マンション投資やアパート経営などの不動産投資はインカムゲインが主となるが、比較的賃料水準は景気に左右されにくく安定していることから、投資価値が注目されている。



マーケットニュートラル

マーケットニュートラルとは、ヘッジファンドなどにおける代表的な投資手法の一つ。マーケット(市場)に対してニュートラル(中立)となるような投資方法のことを指し、市場の変動に影響を受けない投資法のこと。ロングショート戦略とも呼ばれる。



マーケットメイカー

マーケットメイカー(Market Maker)とは、マーケットメイク方式による売買市場において気配値を提示する金融業者のこと。市場で常に売り気配と買い気配の値段を提示して投資家からの注文に応じる証券会社のこと。



マーケットメイク方式

マーケットメイク方式では、マーケットメイカーと呼ばれる証券会社が投資家の売買注文の相手となり、売買を成立される取引方法のこと。こうした取引方法で形成される取引市場のことを「クオートドリブン市場」と呼ぶ。



マーケットメーカー

マーケットメーカー(Market Maker)とは、個別の金融機関(または複数の金融機関)がAsk(売値)とBid(買値)を提示していつでも取引に応じる者のことを指す。



マージンコール

マージンコール(Margin Call)とは、追証(追加証拠金)のこと。信用取引、FX取引(外国為替証拠金取引)、など元本以上の投資が可能な取引において、委託証拠金(委託保証金)の額が相場変動等により不足した場合に、証拠金(保証金)の増額をすること、または増額要求のことをさす。



毎月分配型ファンド

毎月分配型投資信託(まいつきぶんぱいがたとうししんたく)とは、投資信託の中でも、分配金の支払いが毎月行われるタイプの投資信託のことを指す。主に金利収入を目的とした外国債券に対して投資を行うタイプの投資信託が多く、09年において人気の高い毎月分配型投資信託としては「グローバルソブリンオープン(略称:グロソブ)が代表的。



満期時一括課税

満期時一括課税(まんきじいっかつかぜい)とは、金融商品において運用している期間中は課税される、その商品が満期になったときや中途解約を行った時点で利子等が支払われその際に課税されるという方法のこと。3年以上の定期預金やゆうちょ銀行の定額貯金などでこの方式が採用されている。



街角景気

街角景気(まちかどけいき)とは、内閣府が毎月実施する景気調査の一つ。景気ウォッチャー調査とも呼ばれる。景気との間で関係性が深いとされる人へのアンケート調査を通じて景気動向を調査する国の調査である。