電力債
電力債とは
電力債(でんりょくさい)とは、電気事業法に基づき、電力会社が発行する社債の一つ。
詳しい説明
特徴は、有担保社債(一般担保付社債)であり、発電所や送電線といった電力会社が保有する資産全体が対象となっている。そのため、他の無担保社債と比較して万が一の場合も他の債権者に優先して資金回収が可能となっている。
この仕組みにより信用リスクが低い電力債は他の無担保社債と比較して、より低金利での資金調達を可能にしてきた。こうして低コストで集めた資金を使って電力会社は多額の費用が必要な発電所や送電線などのインフラ整備を進めてきたことになる。
ただし、東京電力における原発事故問題においてはこの一般担保が付与されていることが、賠償における大きな制約の一つとなった。 東電が破たんした場合、電力債の債権者(担保付債権者)は被災者の持つ一般債権よりも優位であるため、優先的に電力債の保有者に資金が回り、残った金額で被災者に対する賠償を行うことになるためである。
こうした事故を踏まえて、政府においては電力債における一般担保の廃止も検討されている(2012年8月現在)
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