税の繰り延べ効果

税の繰り延べ効果とは

税の繰り延べ効果(ぜいのくりのべこうか)とは、本来は課税される税が後回しになることにより複利効果が働きより有利に運用できることを指す。

詳しい説明

要するに、税金の支払いを合法的に後回しにすることでその分の期間利益を得ることができるという効果のこと。

たとえば、利回り10%で運用できるある金融商品があるとする。そして、この所得に対する税率は20%であるとする。この商品を100万円で5年間運用した場合を見ていこう。

1.税の繰り延べ効果がない場合(毎年課税される) 1年目:108万円(10×0.8) 2年目:116.64万円(108×0.8) 3年目:125.97万円(116.64×0.8) 4年目:136.04万円(125.97×0.8) 5年目:146.93万円(136.04×0.8)

この場合は毎年の収益(10%)に対して20%の所得税がかかるので、20%を差し引いた8%が収益となるためである。5年間の総収入は46.93万円である。

2.税の繰り延べ効果がある場合(満期時にまとめて課税される) 1年目:110万円 2年目:121万円 3年目:133.1万円 4年目:146.41万円 5年目:161.51万円

上記の利益である61.51万円に対して20%の税金が引かれるため、49.20万円となる。繰り延べ効果がない場合と比較して、49.20-46.93=2.27万円有利になる。この差は、本来課税されるべき税金分が翌年以後も10%の利率で運用されたことにより生じる利益である。 こうした利益が「税の繰り延べ効果」である。なお、こうしたしくみを持つ金融商品の課税方法を「満期時一括課税」と呼ぶ。

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